〇 三宅島で八丈島が見えれば天気急速に悪くなる。(神奈川・長井地方)
〇 天上出の白壁が雲で隠れると間もなく「ならい」の風が強くなる。(神津島)
神津島主峰の天上山(574メートル)の白く露出した大岩石(噴火で流れ出た溶岩)が雲にかくれると、北東の風が強くなるということです。
○ 雄山が笠をかぶると「ながし」の風(南西風)。(三宅島)
三宅島主峰の雄山(814メートル)に雲がかかると南西の風になるということです。
参考文献
和達清夫、他:宇宙と気象、学習研究社、1972
カ武常次:地球科学ハンドブック、聖文社、1992
(社)関東小型船安全協会編:天気ことわざ集、1989
津軽海峡海難防止研究会編:津軽海峡の天気とことわざ、北海道新聞社、1989
浅井富雄、他監修:平凡社版・気象の事典、平凡社、1993