層雲(きり雲 St)
雲の仲間のうちで一番低い所にでる雲で一見霧の様な層状になっていて山の中腹などにたなびいて見られるのが層雲です。雲頂はせいぜい500mくらいまでで、ふつう地面に接する事はありませんが接した時は霧になります。薄い雲で雲の切れ目に青空が見えればやがて晴れ上がってきます。逆にだんだん雲が厚くなってきて雲色も暗くなってくるのは、この雲の上に乱層雲などがある為で天気は悪くなります。次第に厚くなっていく層雲は雨雲と見間違えやすく注意が必要です。層雲自体は霧雨を伴うことがよくありますが雨量は多くありません。