5/24(土)地域伝統芸能公演 出雲大社特設舞台
一出雲の阿国おどりをたずねて一 解説 佐野浅夫氏(俳優)
●綾子舞(新潟)●白間津おどり(千葉)●佐文綾子踊(香川)●須佐大宮念仏踊り(島根)
13:30〜15:30
●佐文綾子踊
香川県仲多度郡仲南町 出演/佐文綾子踊保存会
国指定重要無形民俗文化財
四国の瀬戸内海側は、毎年干ばつに悩まされているために、雨乞いに関する伝統芸能や伝承が多く見られます。佐文綾子編も雨乞い踊で、ある年、作物が枯死寸前となり皆で苦しんでいました。そこで綾という娘がこの悩みを旅の僧に訴えたところ、雨乞いのお掛踊を教えられ村中で踊ったのがはじまりと伝えられています。綾子踊は、その歌詞や踊りの中に初期の歌舞伎踊のおもかげを残している貴重な伝統芸能です。踊り子の中で大踊、小踊はすべて男の子が振袖の女装をして、小唄に合わせて太鼓、笛、鉦、鼓などの伴奏で慈雨を祈って踊ります。
●須佐大宮念仏踊り
島根県簸川郡佐田町 出演/須佐大宮念仏踊り保存会
島根県指定民俗無形文化財
須佐神社に伝わる念仏踊は、江戸時代には毎年八月十五日には須佐郷八か村から人々が集まって踊り、翌日は各村の氏神でも個別に踊ったものですが、現在では宮中のみに伝承されています。鉦打三名,太鼓打三名・笛一名で、いずれも紺の着流しに花笠をかぶり、一丈もの大神事花を中心に円陣を組んで踊り、終わると花を倒して、参詣者が造花を奪い合います。鉢叩き念仏を思わせる単調なリズムと古い形での舞、そして華やかな大花傘の舞など、恐らく阿国踊りの流れを汲んだものと思われ、その時代の庶民の芸能を窺い知ることができます。
●白間津おどり
地域伝統芸能公演(5月24日)松江市 くにびきメッセ 大ホールをご覧ください。
●綾子舞
地域伝統芸能公演(5月25日)松江市 くにびきメッセ 大ホールをご覧ください。