緑さわやかな季節をむかえるなか、第2l国北海道少年剣道錬成大会が、全道各地から日頃剣の道にいそしんでおられるたくさんの少年剣士の皆さんをはじめ関係者の皆さんをお迎えして、ここ苫小牧市において盛大に開催されますことは、誠に喜ばしいことであり、心からご歓迎申し上げます。
本大会は、昭和41年北海道剣道道場連盟を結成以来、わが国の将来の興隆は健全なる青少年の育成にありとの信念のもとに青少年の剣道修業を採りあげ取り組まれた極めて意義深い大会でございます。
当市におきましても期を同じくする昭和41年11月全国に先がけて「スポーツ都市宣言」をして、スポーツの振興を通じて、健康でふれあい豊かな、明るいまちづくりを進め、昨年は30周年の節目を迎え記念事業として各種イベントが開催され、それぞれ成果を挙げております。
本大会は、剣の道を通じまして、健全なる心身の錬成すなわち健全で豊かな心とたくましい身体の育成を通じまして青少年の健全育成と親睦の輪を深めることが最大の主旨でございます。
本日集われました選手の皆さんには日頃それぞれの道場において錬成され培かわれました練習の成果を充分発揮され、想い出に残る最高の試合を展開されますよう念願いたしております。
そして、本大会を通じまして、お互いの理解と友情を深めるとともに、本大会の貴重な体験が次代を担う皆さんの将来において、かけがえのない財産となりますよう心から願っております。
おわりに、本大会の開催にあたり、ご尽力いたたきました財団法人日本剣道道場連盟をはじめ、関係者の皆様に深く敬意と感謝を申し上げ、本大会が大きな成果をあげ成功裡に終了いたしますことを心から、祈念いたしまして歓迎の言葉といたします。