このたび全道各地から多数の選手並びに関係者の皆様をお迎えして、ここ苫小牧市において、第21回北海道少年剣道錬成大会が開催されるにあたり、一言お祝い申し上げます。
苫小牧市は、夏は涼しく冬期は晴天の日が多く降雪量も少ない気候風士の土地柄から古くからウインタースポーツのまちとして栄え、昭和41年に市民のスポーツ意識の高揚と体育施設の整備充実を図ることを目的に、全国に先駆けて『スポーツ都市宣言』をし、昨年でちょうど30周年を迎えたところでございます。また熱心な指導者と素質のある人材にも恵まれており、現在、スポーツを通して明るくたくましい市民の育成を目指し、これを基盤とし、各種スポーツ活動が大変盛んな街として発展しております。
当協会といたしましても、行政と相侯ってスポーツの普及振興のための各種事業に取り組み、市民の健康・体力増進と広く本道におけるスポーツ振興に努めているところでございます。
本大会では、第21回を誇る歴史と伝統ある大会でありますとともに、少年剣士の夢である全国大会への参加予選を兼ねたものであり、年々競技レベルが向上するなど、充実発展を遂げられていると伺っております。
選手の皆様には、スポーツの街苫小牧において、日ごろ鍛えた力と技を十分に発揮され、心に残るすばらしい試合展開をご期待申し上げますとともに、この機会にお互いの交流を深められスポーツを通じた友情と連帯の和が一層広がりますことを念願しております。
終わりに、本大会の開催に当たりご尽力されました関係者の皆様方に心から敬意を表し、本大会の成功と少年剣道競技の一層の向上をお祈りしてお祝いのことばといたします。