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総則及び個別スケジュールに規定されているとおりIMDGコードに従うこと。

.5 SOLAS第?章第5規則、書類

第?章第5規則1の情報、第?章第5規則2の申告及び第?章第5規則3の収納に関する申告の要作については、IMDGコードに規定されている情報様式に従うこと。特に情報処理としてEDI又はEDPの使用が増加しているこの時期にIMDGコードに規定されている危険物情報様式の使用を強制化することは、必要でないと考える。

.6 SOLAS第?章第6規則、積付要件

総則及び個別スケジュールに規定されている「積付方法」のとおりIMDGコードの要件に従うこと。

.7 SOLAS第?章第7規則、客船による火薬類の積載

これらの条件は、他の危険物の積付規定に追加されたものであり、既にIMDGコードに取り込まれている。従って、この規則は、IMDGコードにおけるすべての分類の個品危険物に対し、一般的積付要件がSOLASの下受け入れられることを条件に将来削除され得る。

5 小委員会は、上記のIMDGの強制適用の一般的意見を検討し、第?章A部における適切な改正テキストの策定及びIMDGコード様式替え作業において適切な措置を執るよう要請される。

 

DSC 3/6/3(ギリシャ) IMDGコードの強制適用

主要点:74SOLAS第?章及びMARPOL 73/78付録?の下に予想されるIMDGコードの強制適用により生ずる困難性に関する実行上の問題

1 SOLAS第?章及びMARPOL 73/78付録?の下にIMDGコードを強制化するという提案が銘記されている。強制化を進めていく場合、結果としてある程度の利点及び困難性を伴う。

2 頻繁な改正に関し、その必要性について考慮すべきである。頻繁な改正をすれば、限られた時間において有効な規定を識別することは難しいし、監督官庁、海運業界及び海事関係者に混乱を招く。さらに監督官庁がIMDGコードの要件よりより厳しく国内規則の要件を取り入れることができることを忘れてはならない。

3 IMDGコード付録Iには、コードにおいて勧告されている容器包装と異なるものの使用を許可している同等性の条項が規定されている。収納及び容器包装の状態は、船舶及びその乗組員の安全並びに環境の保護のために重要である。これらの要件は、海上輸送において緩和されるべきではない。この規定により生ずる異なる収納/容器包装要件は、困難性を生じ、安全性を損なう。

4 我々は、コードの規定を強制化する利点を評価するが、生じるであろう困難性に注目したい。利点が、困難性を避け得ると信じている。我々は、小委員会がコードのどの部分が強制化され、強制化されるべきでないかを注意深く調査するよう提案する。

5 小委員会は、上記事項を銘記し、適切な措置を執るよう要請されている。

 

DSC 3/6/4(エストニア)新SOLAS条約第?章(案)、A部及びD部に関するコメント

主要点:新SOLAS第?章(案)A部第6規則及びD部第C規則は、「危険物を運送する船舶は、一様に最低安全レベルを確保すること。」という原則を提案している。

1 1984年9月1日以前に建造された船舶による危険物運送に関して、エストニア政府に難しい問題が報告されている。これらの船舶は、SOLAS第?‐2/54規則の特別要件に適合しなくてもよいこととなっているが、真摯に考えれば危険物運送の場合にはそれらの船舶はIMDGコード又はBCコードの要件に従わなければならない。

2 船舶の構造及び設備要件がSOLAS第?‐2/54規則に適合している場合には、危険物運送のために特定された最低安全レベルを率先して遵守することは良いことである。上記のSOLAS規則の要件を満足しなくてもよい船舶は、ほとんどの場合、IMDGコード又はBCコードの要件の要件を満足している場合であっても危険物運送のための資格を満たしていない。

3 1984年9月1日以前及び以降に建造された(すなわち、全ての)船舶による危険物運送に関する現在適用される安全要件が別に存在することを銘記しなければならない。これにより、大変頻繁に海上安全と船主又は貨物運送業者の利益との間で妥協を生み、その結果海上における危険を増大させる。硝酸アンモニウムは摂氏210度以上の温度で非常に敏感であるが、これがこのケースの良い事例である。

IMDGコードには硝酸アンモニウムの運送について何ら特別の要件は無いがBCコードにはSOLAS第?-2/54規則の要件の引用がたくさんある。硝酸アンモニウムがフレキシブルIBCに収納される場合及びばら積み船舶に満載して運送される場合に、耐火等級A-60に相当しない機関室との隔壁に隣接した硝酸アンモニウムの積載を禁止する規則が無い。機関室内の火災の場合には、フレキシブルIBCの表面は隔壁の防熱構造には匹敵しない。なぜなら、摂氏210度の温度ではプラスチックは硝酸アンモニウムとともに融けてしまうからである。

4 エストニアは、新SOLAS第?章(案)では危険物運送の安全は船舶の建造日に基づくものであってはならないことを明確に強調すべきと確信する。1984年9月1日以降に建造された船舶はSOLAS第

 

 

 

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