本研究で用いた装置は、円錐貫入力に応じて歪みを生じるリングをロッドの上に有し、リングの歪みをダイヤルゲージで読むことにより円錐貫入力を得るものである。装置を操作する者がダイヤルゲージを読むため、ダイヤルゲージの前には鏡が備えられている。試験は、装置を操作する者と、円錐が所定の深さまで(先端が試料の上面から10cmまで)貫入したこと装置を操作する者に教え、また、円錐貫入力を記録するための者、計2名で行った。
船舶艤装品研究所において円錐貫入試験を実施している状況(4.5節)を写真R.2.1に示す。円錐貫入試験装置の下にある円筒状に整形した上がニッケル鉱である。