部分が破壊する際の力を計測できる。一方、三軸圧縮試験は一面剪断試験よりも手間がかかり、試験に長時間を要する。

本研究では三軸圧縮試験は実施していないが、過去の研究により、本研究で用いた一面剪断試験結果は、ニッケル鉱については三軸圧縮試験結果と良く一致することが確かめられている。

本研究に用いた一面剪断試験装置を写真R.1.1に、一面剪断試験において剪断箱に試料を挿入している状況を写真R.1.2に示す。

　

　

本研究では、一面剪断試験の実施に先だって、水分値を調製した試料を作成しておく必要がある。試料の水分値を調製するためには、試料を充分に均一にしつつ、少しづつ水を加える。一面剪断試験のための試料の水分値調製作業の実施状況を写真R.1.3及びR.1.4に示す。写真R.1.3は小型のじょうろで試料に水を加えているところ、写真R.1.4は試料に体重をかけて試料を均一にしているところである。

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