

(9)式をqについて整理し、(4)を代入すれば以下の通り。

(11)式により、試料Bに含まれる水の割合をqを求めることができる。なお、第2章の参考文献に示したこれまでの研究では、q=1としてMCBからMCAを求める方法を示していることになる。
(10)式に(4)式を代入すれば次の式が得られる。

(12)式により、試料Dの水分値MCDが求まる。
(3) 最大粒径による水分値の換算
仮想篩上試料の水分値と篩下試料の水分値及び通過量比率の関係を調べることにより、篩下試料の水分値及び通過質量比率から仮想篩上試料の水分値が推定できるようになれば、例えば、篩下試料に関する一面剪断試験により求めた水分値の上限を通過質量比率に基づき元の試料の水分値に換算しようとする際、従来以上の精度で推定することが可能になる。換算のための式は以下の通り。

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