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3.新様式IMDGコードPart.4のpara.4.1.1.25容器包装仕様(Packing instruction:以下「PI」) の検討

米が用意したPI(DSC 2/INF.6)をたたき台として作業が進められたが、時間割の関係で終了できず次回に持ち越した。

PIの構成は、概略次のとおり。

(1)PI002‐クラス3、6.1、8及び9のための液体危険物用仕様表

Amdt.29に採用が決定しているクラス3、6.1及び8のための液体危険物用仕様表がベース

(2)PI003-クラス6.1、8及び9のための団体危険物用仕様表

Amdt.29に採用が決定しているクラス3、6.1及び8のための固体危険物用仕様表がベース

(3) PI004〜PI16‐

1)クラス4.1、4.2、4.3、5.1及び5.2のための一般仕様表並びに現在(Amdt.28)の各クラス通則に規定されている仕様表がベース。

2)特定の危険物に割り当てられる仕様表は、現在(Amdt.28)の各個別スケジュールに規定されている個別の危険物のための仕様がベース。

作業の中で次の事項が確認された。なお、これらの考え方は、国連勧告のMulti‐mode輸送に使用される統一PIの策定作業にIMOの意向として反映させる予定。このため、E&Tグループ議長、IMO事務局及び若干のグループメンバーがオタワWG及び7月小委員会に出席する予定。

(1)国連勧告の容器基準は、各容器の最大許容質量として正味質量(Maximum netmass)を使用しているが、IMDGコードでは一般的に現在総質量(Maximum gross mass)を使用している。統一すべき問題ではあるが、DSCの決定がない限り変更する訳にはいかないので、現状どおり総質量を使用する。なお、比重の大きい液体物質を収納する容器については、その総質量は容器基準に定める最大正味質量例えば、1A1では400kg)を超えてはならない旨仕様表等に規定する。

(2)許容容量/質量の制限値については、原則として容器等級1の危険物は現在のIMDGコードに規定する数値を、容器等級?及び?の危険物は容器基準に定める最大正味容量/質量の数値を、それぞれ規定する。現在特別の制限値が規定されている場合にはそれに従う。したがって、例えばクラス3、6.1、8及び9の液体用PIでは次の様になる。

組合せ容器の外装(1A2、1B2、1G、1H2、…):PG ?-75kg、PG?及び?-400kg

 

 

 

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