4) 地区内のDBPの平均が,全地区のDBPの平均以下の地区数,
山間地域 3地区
中間地域 3地区
市街地域 6地区
5) 地区のMBPが,全地区のMBPの平均を越えた地区数,
山間地域 9地区
中間地域 2地区
市街地域 2地区
6) 地区のMBPが,全地区のMBPの平均以下の地区数,
山間地域 4地区
中間地域 4地区
市街地域 6地区
7) 地区内の年齢の平均が,全地区の年齢の平均を越えた地区数,
山間地域 6地区
中間地域 3地区
市街地域 4地区
8) 地区内の年齢の平均が,全地区の年齢の平均以下の地区数,
山間地域 7地区
中間地域 3地区
市街地域 4地区
上記の1),3),5)の地区数を合計すると,全地区のSBP,DBP,MBP等の平均を越えた地区数は,
山間地域 27地区
中間地域 7地区
市街地域 8地区
上記の2),4),6)の地区数を合計すると,全地区のSBP,DBP,MBP等の平均以下の地区数は,
山間地域 12地区
中間地域 11地区
市街地域 16地区
全地区のSBP,DBP,MBP等の平均を越えた地区数の比率は,
山間地域 27/39 69.2%
中間地域 7/18 38.9%
市街地域 8/24 33.3%
この比率は山間地域では市街地域あるいは中間地域よりも高かった〔それぞれ,p<0.01, p<0.05〕。各地区のMBPをY,平均年齢をXとするとき,YとXの相関をみると,
Y=0.59108X+62.75716
相関係数R=0.59370
p<0.01の危険率で相関が認められた。
2 地区別,年代別にみた血圧と年齢
1) 20代あるいは30代〔表2参照〕
27地区全体の平均は,
SBP 113.8±6.4mmHg
DBP 71.6±3.6mmHg
MBP 85.5±4.2mmHg
年齢 34.0±2.1歳
これらのSBP,DBP,MBP等の平均を越えた地区数の比率は,
山間地域 20/39 51.3%
中間地域 7/18 38.9%
市街地域 7/24 29.2%
3地域間に差異は認められなかった。
各地区のMBPをY,平均年齢をXとするとき,YとXの相関をみると,
Y=1.15553X+46.27169
相関係数R=0.59577
P<0.01の危険率で相関が認められた。
2) 40代〔表3参照〕
27地区全体の平均は,
SBP 123.9±4,6mmHg
DBP 78.8±3.0mmHg
MBP 93.8±3.3mmHg
年齢 44.8±0.9歳
これらのSBP,DBP,MBP等の平均を越えた地区数の比率は,
山間地域 22/39 56.4%
中間地域 7/18 38.9%
市街地域 15/24 62.5%
3地域間に差異は認められなかった。
各地区のMBPをY,平均年齢をXとするとき,YとXの相関をみると,
Y=0.92500X+52.34384
相関係数R=0.24299
相関は認められなかった。
3) 50代〔表4参照〕
27地区全体の平均は,
SBP 131.0±4.3mmHg