JARTSの費用見積はUBTSLのものより大きくなっている。
この差についてのコメントは次に述べる。
(a)軌道材料単価がバンガロールにおいて得られなかったので、表9.3.3-2に示すように、日本における単価から換算した。
UBTSLはインドで購入できる軌道材料単価を確認することが望ましい。
(b)分岐器の種類別の数はUBTSLによってはっきり示されなかったので、JARTS自身で数を推定した。UBTSLは分岐器の種類別の数を確認されたい。
(c)全体建設費に占める軌道の費用の比率は(車両費、用地賞、技術費、予備費は除く)日本では表9.3.3-8に示すように9〜4%である。
バンガロールELRTでは軌道費(コンタクトレールを含む)はUBTSLの費用見積の場合2.7%となっており、比率としては小さい。コンタクトレールの費用を除けば、軌道費の比率は更に小さいものとなる。
上記(a)(b)(c)を配慮の上UBTSLは軌道費を確認されたい。