日本財団 図書館


(4)まとめ

軌道、分岐器、コンタクトレールの費用見積の結果は次の表の通りである。(保守機械費は車両基地の費用に含めてある)

 

185-1.gif

 

JARTSの費用見積はUBTSLのものより大きくなっている。

この差についてのコメントは次に述べる。

(a)軌道材料単価がバンガロールにおいて得られなかったので、表9.3.3-2に示すように、日本における単価から換算した。

UBTSLはインドで購入できる軌道材料単価を確認することが望ましい。

(b)分岐器の種類別の数はUBTSLによってはっきり示されなかったので、JARTS自身で数を推定した。UBTSLは分岐器の種類別の数を確認されたい。

(c)全体建設費に占める軌道の費用の比率は(車両費、用地賞、技術費、予備費は除く)日本では表9.3.3-8に示すように9〜4%である。

バンガロールELRTでは軌道費(コンタクトレールを含む)はUBTSLの費用見積の場合2.7%となっており、比率としては小さい。コンタクトレールの費用を除けば、軌道費の比率は更に小さいものとなる。

上記(a)(b)(c)を配慮の上UBTSLは軌道費を確認されたい。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION