6.4 コメント
6.4.1 駅計画
(1)エスカレーターとエレベーター
(a)Escalatorはすべての駅に設備することが望ましい。
(b)Elevatorはコンコースからホームまであがれる設備となっているが身障者のためならば地上部分からコンコースまでについても設備する必要があると思われる。
6.4.2 軌道及び軌道保守
(1)レール、PC 枕木、バラスト、レールファスニング等は出来る限りインド国鉄使用のものを適用するとコストを安く出来ると考えられる。
(2)レール溶接については、ガス圧接を勧告する。強度の信頼性が高く、又設備が安いからである。
(3)急曲線には熱処理レールの適用が望ましく、JR使用の熱処理レールを勧告する。(国際的にも性能が優れている。)
(4)軌道は車両走行の安全を確保するという前提のもとに、年間平均投資額と年間保守経費の総額が最小となるような経済的設計をすることが望ましい。UBTSLの計画している1200〜1400本/kmの枕木配置は軌道強度確保上問題ないが、経済性の面から確認することが望ましい。(即ち経済性の観点から、km当たり枕木配置数を増加させることも吟味してみるとよい)
(5)軌道検測についてはAppendix6.3-1に示すtrack masterをPhase lについて推奨する。このtrack masterは1日で12km検測可能であり、従ってPhase 1全ルート長25.9kmのについては1週間で検測可能であり、又検測車の費用を節約できる。