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4-5 乗降客数の変化の検証

 

ここでは、横浜市交通局から路線別の乗降客数に関するデータの提供を受け、バス運行情報の提供がバス利用の促進に与えた影響について検討を行う。なお、ここで扱うデータは、バスに付けられた乗降客数のカウント装置によって、約1割の抽出サンプルデータとして把握・カウントされた乗降客数を基にしている。

 

(1)乗降客数の推移

バス運行情報サービスの提供が、バス利用促進にどの程度寄与したかを検討するため、実証実験期間である1997年12月〜1998年2月の3ヶ月間に、実験開始前の1997年11月を加えた4ヶ月間での系統別バス利用者数の推移を、系統別のバス1本当たりの乗車人員(平日・往復合計)を基に整理したものが、図4-5-1である。

図4-5-1より、バス利用者は11月から2月にかけて増加傾向を示しているが、これには、月別波動による影響も含まれていることが考えられることから、前年度の同時期の状況客数についても同様に整理を行った。(図4-5-2)

図4-5-2もほぼ同様の傾向を示しており、11月から2月にかけてバス利用者数が増加する傾向となっている。

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