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(3)処理方式変更による処理速度の改善

処理方式を変更することにより、処理速度の向上が期待できる改善案として、「画面固定表示方式」、「プログラム事前配布方式」の2点が挙げられる。

 

?@画面固定表示方式

現在の路線運行状況画面および到着予定時時刻画面では、バスの接近状況を確認しながら出発タイミングを図る用途を想定して、バスが接近する状況をリアルタイムに更新する表示方式をとっている。このリアルタイム表示方式以外に、確認したい時に表示要求する必要があるが、処理速度がより早い固定表示方式の画面を別途用意することで、表示速度を優先とした用途にも対応する。

固定表示方式としては、現状のPDA(携帯情報端末)用のテキスト表示画面を充実させる案、現在のリアルタイム表示画面における描画をそのまま、WWWサーバ上で固定のイメージファイル(GIFファイルなど)として作成する案が考えられる。

 

?Aプログラム事前配布方式

リアルタイム表示するためのプログラムを事前に情報利用者に配布し、クライアント(端末)上にインストールすることにより(プログラムのダウンロードをなくし、処理時間の短縮を図る。この方式では、情報利用者がインターネットを介してあらかじめプログラムをダウンロードする、「横浜市交通局友の会」などの会員制を利用してプログラムを郵送などにより配布するなどの対応が必要となる。

 

 

 

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