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第4節 企業人事担当者の調査分析

 

人事担当者に対しては、「働く若者の行動や態度について」、18項目にわたり質問し、回答を四段階にわけて回答を得ている。これを変数として、因子分析を行い、また、クラスター分析を行ってみた。

因子分析を行った結果は、四つの因子が得られ、それぞれ「順応」「新感覚」「内集団人」「遊び人」の呼称が適当かと考えられた。

第一因子は「態度が素直だ」「約束をよく守る」「職場によく溶け込む」などの回答が続き、「素直」「まじめ」を示唆するものでいかにも「会社順応」スケールを思わせる。

第二因子は、「発想が柔軟」「情報に鋭い」など、情報社会、消費社会に必要と思わせる「新感覚」スケールを思わせるものがある。

第三因子は、会社人間特有の人間関係をもっていることを窺わせる「会社人間」スケールを示唆している。

第四因子は、「遊び上手」「社外の付きあいが多い」に代表されるように「遊び人間」スケールを示唆している。この因子分析の結果は次の図表4-30及び図表4-31のとおりとなった。

 

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