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第3節 自己理解、仕事意識

 

1. 自己理解

(1)自己のセールスポイント

就職活動をする際の自分のセールスポイントは何だと考えているのだろうか。これについて図表2-19をもとに探ってみよう。まず、「明るい性格」が47%と最も多く、以下、「やる気・意欲」が45%、「責任感」が41%、「まじめさ・几帳面さ」が39%、「健康・元気・体力」が38%と続いている。

性別で求職活動のセールスポイントをとらえると、男子では「まじめさ・几帳面さ」「スポーツをしていたこと」の割合が高く、女子では「明るい性格」「健康・元気・体力」「努力・根気強さ」の割合が高くなっている。

専門分野との差異による特徴では、土木建築系では「スポーツをしていたこと」の割合が高く、社会福祉系では「ボランティアをしていたこと」の割合が高い。また、服飾系や「デザイン美術系」にあっては「やる気・意欲」「素直な性格」の割合が高く、簿記・会計系は「資格検定」の割合が高く表れている。さらにマスコミ系では「明るい性格」の割合が高くなっており、それぞれ専門分野の違いがよく反映されている。

(2)職業人としての自信度

職業人として社会に参入して行く際に最小限必要と思われる10項目について、どの程度自信があるかを問うた。ここでは、図表2-20に示したごとく、「自信がある」「まあ自信がある」「あまり

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