同じ図表1-6では、学生アルバイターとフリーアルバイターの違いを示している。同じく男子でも、フリーアルバイターの方が「生産・技能職」「運転手・配達員」を希望する割合が高く、学生アルバイターでは「接客サービス職」が4割を越えているのが目立つ。他方、女子では、フリーアルバイターが「事務職」をより多く希望しているのに対し、学生アルバイターはより「接客サービス職」を希望している。こうした違いがみられるものの、基本的には性別によって職種の希望が異なるといえる。図表には掲載していないが、参考までに高校生の希望職種は、「販売職」「接客サービス職」に集中しているのが特色となっている。高校生の7割は女子であるからであろう。
2. アルバイト継続期間
それでは、希望するアルバイトはどのくらい続けようと考えているのか、以下の四選択肢で回答してもらった。
1 できるだけ長く続けたい
2 1〜2ヶ月くらい続けたい
3 なるべく短期で終えたい
4 考えていない
半数強が「できるだけ長く」と答えているが、図表1-7からわかるように、フリーアルバイターの方が継続したいという意向をより強く示している。学生アルバイターの4人に1人は「なるべく短期で」と答えている。ただしこれには、性別で違いがあり、学生アルバイターでは男子の方がより長くと答えているのに、フリーアルバイターでは女子の方がより長くと考えている。フリーアルバイターの男子では「考えていない」が17%と多く、「できるだけ長く」は43%である。