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なっている「ネットワーク化の推進」では、庁内LAN、クライアント・サーバシステム、ネットワークの外部接続等、刻々と変化しつつある最新技術が視野に入っており、情報管理主管課のノウハウだけでは追随と具体化が困難なものになることが考えられる。

このような状況の中、アプリケーション・パッケージの利用は有力な解答になると言える。

また、行政分野のどのような業務に対してアプリケーション・パッケージが存在するかを整理するとともに、パッケージベンダーからの提供形態について、「ソースプログラム提供」、「ユーザーによるプログラミングプラットホームの提供」、「シュリンクラップ・パッケージ」の3種類に分けた。

 

3‐2 アプリケーション・パッケージ利用における問題点と課題

(1)アプリケーション・パッケージ利用上の問題点

アプリケーション・パッケージの持つ二面性ゆえに、その利用に当たっては、対象とする業務とアプリケーション・パッケージとの適合性等の検討が必要になる。この適合性を検討するには、製品情報の収集・分析をしたり、パッケージベンダーによる提案を評価する等の作業が必要である。しかし、近年刻々と変化する情報技術環境やアプリケーション・パッケージが持つブラックボックス性に起因する評価の難しさ等、利用に当たっての問題点が存在する。

 

(2)問題点解決のための課題

アプリケーション・パッケージ利用における問題点を解決するための対応策について考察し、この対応策をアプリケーション・パッケージを効果的に利用するための課題としてとらえた。

問題点の解決のためには、システム化提案を正しく評価するための製品情報を比較・検討できる形で収集・評価できる体制の確立や適切なカスタマイズ量設定のためのアプリケーション・パッケージの採否又は選定に係る基準を確立することなどが課題として挙げられる。

 

3-3 アプリケーション・パッケージの選定・適用・運用の考え方

(1)アプリケーション・パッケージを利用する開発の工程

アプリケーション・パッケージの選定・適用・運用の考え方をまとめるに

 

 

 

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