地している。村城は旧村名を受けつぐ大字(柳井川、西谷、中津)を範囲とする3地区に分れ、平成10年(1998)現在、集落は31名を数えるが、各集落は孤立分散していて、これが過疎化の土壌ともなっており、事実過去に消滅したものもあれば、近い将来廃絶の予測される集落もいくつかある。その傾向はもっとも広い面積をもつ西谷地区において著しい。
山かいの村 こうした集落が31、村内に散在する。
柳谷村は松山地区広域市町村圏にふくまれ、さまざまな面で松山と密接な関わりをもつが、のちにふれるように、過疎対策の一環として推進されている広域行政化にともない、上浮穴郡の五ヶ町村(久万・小田町・面河・美川および柳谷村)相互の地域的なつながり、なかんずく当郡の中核をなす久万町との関係が深く、いわば二重の広域行政圏にふくまれている。
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