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くあります、で、あれはやっかいなもので、つまり、最初フエーダーが悪いのかどうか分からない訳ですよね、例えばそのユニットが悪いのかもしれないし、フエーダーが悪いのかもしれないし、というような事で、つまり非常に、慌てなくてはいけないという事になります。

それから、そういうトラブルで、まあ、そのフエーダーを使わないで他のフエーダーにパッチ変えして、取り敢えずその場をしのぐと、というような事が経験された事があるんじゃないかと思いますが。ですからフェーの中には埃が入らないように管理していただくと、まあ、そういう意味もありまして、この調光器と調光卓の管理は出来ているかと、偉そうな書き方をしていますけれども。

それから三番目に書いてあります、打ち合せですね、これはですね、例えばですね出入り業者に任せているのかどうかですね、それとも皆さん方が直にですね、立ち合っておられるのかどうか、それはねそれぞれの会館のやり方によって違うと思いますけれども、その打ち合せ業務というものは非常に大事な事で、これは、間際にならないと舞台上の打ち合せに来ないという主催者もございますから、これは、厳しく言ってですね、やはり、少なくても一週間前ないしは10日前にしないと。

それから、最後に出てます増員オペレーターの問題がありますね、つまり、そちらで何人用意してほしいと照明の要員とか音響さんとか舞台の要員を何人用意してほしいとか、これは打ち合せによって決まってしまう訳ですから、ですから、そういう事がですね、ちゃんと打ち合せ時点にですね、ちゃんと打ち合せをしてですね、それがちゃんと行なわれているか、どうかという事ですね。それで、もし出入り業者にそういう事を任せている会館があるのならそういう事をやはり皆さん方は管理側にある訳ですからちゃんと出来ているか、そして打ち合せ通り出来たのかという事を一ひとつ確認して頂きたいと。これが今まで、私も長い間、公立館にいまして、やはり、つまりいろんな打ち合せの不備によるトラブルというのが随分ありましす、これが非常に使用度の高い会館になればなるほど、そういう打ち合せの不備によるトラブルというのがあると思います。で、ですから皆さん方が必ず出入り業者に打ち合せを任せているのだったら、その打ち合せをした事を必ず、一度点検すると、その位の気持ちでいると、つまり点検出来るように、ひとつ、まあ口幅ったいようですけれど、まあ、勉強して頂きたいというのが、本音のところです。

で、ですから、どうも、公文協といいますか、最近日本では公立文化施設というものはかなりの数ですから。やはり、その中でですね、規則でですね、非常に厳しい所と、出入り業者任かせで非常に時間帯でもですね、いい加減な所が随分あります。ですけれどもですね、これはそれぞれの会館の立場で厳しくしなければならない所は厳しくされ、それから少々の事は目をつぶってやると、ですから、その目をつぶるという所のですね限界が非常に難しいんですども、だから、その辺の所を一つ考えていただいて。

で、大体、全国の会館のワースト10というのが、私たちの耳に入ってきてます。で、その中でさらにワースト5というのも入ってきてます。で、それはどこだというのは申し上げる訳にはいけませんが、それの、内容を聞いてみますと、利用者側の、何と言いますか、会館の規則が厳しすぎるというのがありますね、それから、そこの職員の態度が悪いという。で、これはですね、規則、まあ時間の事ですけれども、つまり時間が延びたという事に対してですね、兎に角、時間がきたから電気消されてしまったと、いうような極端な話を聞きまして、その辺はですね、まあ、先程言いましたように、目をつむるというのか、融通をきかすというのか、どこまでの限界でやらすかというのを、ひとつ皆さん側の管理で考えてあげて、ワースト10に入らないように。で、まあ、私は一方逆に言いますと使用者側の勝手な言い方、言い分もあると思います。だから勝手に非常にですね長いプログラムを組んできてですね、そして時間が延びたとだから時間になって級帳閉められたと怒ってもですね、やはり、それは主催者側もですね、その上演する側もちゃんと何時間で終わるというようなタイムスケジュールというのがきちっとしておかないと。

それからセッテングに何時間かかって稽古がしたかったら、稽古に何分とる、それから本番がこれだけと、本番の時間をですね、長い長いプログラムを組んできたんなら、やっぱり無理がありますから。

これは、最初の打ち合せの段階でそういう事も点検されておいたら良いのではないかと思います。

まあ、そういう事で、大体時間がきましたけれど、増員オペレーターの現状というのは、これは実はです、滋賀県で人が足りないと、会館が。滋賀県というのは何市あるのですか、兎に角、沢山、会館が建っています、ところが、取りあえず教育委員会が管理するとか何とか管理体制が出来てもですね、後、オペレーターがいないと、なかなか京都や大阪から来てくれないというような事ですね、だから、この点も皆さん方は例えば、東海北陸地方でもやはり遠い所もあるでしょう。で、名古屋なんかは、最近、組合が出来てですね、そして、そういう事をきっちりやっておるというのを聞いています。名古屋というより愛知県ですか。で、ですけれど周辺都市はこういう事でおそらく悩んでおられるのではないかと、てなことがあるんじゃないかと思って、ここへ提起しておいたんですけれども。

というような事でひとつ管理者側にいらっしゃる皆さん方は、まあ規則、条令規則というものは守っていかねばならない、これは確かにありますけれども、ひとつその辺で融通をきかせてあげれる所、無理なく融通がきかせてあげられる所は融通をきかせてあげて、その条令規則でがんじがらめにされているという事ではなくて、それを上手く利用するというふうな立場に立ってですね会館利用者が気持ち良く会館を使って帰っていだだけるというふうな事を、今日は照明の講義でありながらですね、変な話になってしまいました。けれども、これは全て照明の立場から、私が最近感じて、是非、こういう公文協の技術委員会では話しておきたいなというふうに思ったものなので、今日こういう話にさせて貰いました。

どうでしょう、丁度、時間がきましたようですが、質問何かありましたら、お受けして、いいですか、ちょっと時間。何か質問でもいいのですし悩みでもいいですので、何か先程言いました事で、ここに書いてます事以外でも結構ですので何か悩んでおられる事ありますでしょうか。

まあ、すぐに解決は出来ないかもしれませんけれど。では、どうも。

 

5 近畿地区

平成9年度(社)全国公立文化施設協会

近畿地区公立文化施設協議会 技術委員会研修会開催要項

 

1 目的  公立文化施設職員の能力の向上を図るため技術研修を行い、もって公立文化施設の効率的運営等の活性化に資する

2 主催  (社)全国公立文化施設協会

3 主管  近畿地区公立文化施設協議会

4 支援  財団法人日本船舶振興会(日本財団補助事業)

5 開催月日  平成10年1月22日(木)〜23日(金)

6 会場  奈良県文化会館

(奈良市登大路町)

7 対象  近畿地区を中心とする公立文化施設関係職員

8 日程  次頁のとおり

 

 

 

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