管理業務に於ける照明の立場
大阪芸術大学講師 木村嘉次
【講義の概要】
公立館の舞台技術担当者は、色々な立場の人々が居られると思います。例えば、財団職員、受注会社からの派遣職員、講習を受けて管理する公務員等、それぞれの行政の立場により管理体制の違いが在るわけですが、その条件の中で照明業務を担当しておられる皆様方の苦労は大変だと思います。管理者と利用者の間に立って苦しい立場に立たされる場合もあると思います。立場、条件の違いで、本来の自分が持っている技術を発揮できないで悩んでおられる方も居られると思います。どうすれば、本来の仕事ができ、管理者と利用者とうまく協調してやっていけるのかを考えてみたいと思います。
1 将来とも今のままで良いのか。
照明の技術をもっているのに、作品に参加ができない。身分的なものも今のままで良いのか。
2 持ち込み機材業者の管理はできているか。調光器と調光卓の管理はできているか。
3 打合せはうまく行っているか。打合せどおりに行えたか。
4 増員オペレーターの現状は。
【講師プロフィール】
木村嘉次(きむらよしつぐ)
昭和5年、京都生まれ。
昭和28年より舞台照明に従事。昭和31年〜33年迄、神戸新聞会館照明部に従事
昭和35年、京都会館建設事務所に入る
昭和36年〜63年迄、京都会館施設課に勤務
昭和63年3月退職(退職時、京都会館施設課長)
現在、大阪芸術大学舞台芸術学科講師、ピッコロ技術学校講師、日本照明家協会幹事