開講式・オリエンテーション
司会 まもなく、開講式を行いますので、お席の方にお着き下さい。只今より平成9年度、中四国・九州地区アートマネージメント研修を開講いたします。中四国並びに九州の公立文化施設等関係者には、多数ご参加を頂きありがとうございます。わたくし、司会を務めさせて頂きます当高知県立県民文化ホールの松岡でございます。よろしくお願いします。
それでは、開講に当たりまして、アートマネージメント研修開催にかかる実行委員長であり、又、当高知県立県民文化ホール館長浜田昌より、あいさつを申し上げます。
実行委員長 昨年の東北・北海道の研修に引き続きまして、平成9年度中四国・九州地区アートマネージメント研修を開催致しましたところ、大変お寒く遠い所まで多数の方々にご参加を頂きまして、誠にありがとうございます。
当高知県には、現在18の公立文化施設がございます。一昨年、昨年と一館ずつ開館をいたしまして、平成10年の今年には新しく3館が誕生いたします。それからまだ実施設計中のものが1館ありますし、建設を予定されている所が1館ございます。日本の高度経済成長の時代に沢山の公立文化施設が日本に誕生いたしまして、物の豊かさから、心の豊かさへということで、芸術文化の時代が到来したと言われてきました。しかし、その実態はと言いますと単なる豊かさを実感するといった表面的で、ある種の華やいだ感情が含まれていたのではないかというふうな感じもいたします。中には、豊かな時代の享楽物だと言う人もおられたようですけれども、あながちそれらを否定できない面があったのではないかと思われます。
その反面、私どもの年代のものにとりましては、あの戦後の貧しい生活の中で、ラジオから流れてきた歌声とか旅回りの役者の方々が演じる舞台から沢山の明日への活力を得て来たという経験を致しております。芸術文化というものが、私達人間の心の生活にとってなくてはならないものだという大変素朴な実感を持っておるわけでございます。
アートマネージメントの原点は、こういった違いとをどういうふうに判断していくかというところにあるのではないかと思います。バブルがはじけまして、日本経済に破綻が見えて来た。又、人々の心にもほころびが見えてきたこの現在、各地域にございます公立文化施設がその地域に住む人々に対して、これから何を提供していくことが出来るのか。その力量が問われる時代になったのではないかと思います。
準備も十分整っておりませんが、研修を受ける皆様方に有意義な3日間でありますように祈念をいたしまして、開講にあたってのあいさつと致します。
司会 これからの、研修日程についてご説明致します。受付けでお渡ししました資料の中に、研修会のテキストが入っていると思いますが、ご確認お願いします。もし、なければロビーのほうに職員がいますのでお申し出下さい。研修会初日は、この会場グリーンホールで行います。2日目の午前中もこの会場で行い、午後からは中央公民館で演劇・音楽コースに別れて講義を行います。3日目の事例発表につきましては、この会場で行います。詳細は、お手元の研修テキスト3ページ、4ページをご覧下さい。呼び出しについては各会場の入り口、掲示板にてお知らせ致します。ロビーにお茶の用意もしてありますので、どうぞご利用下さいませ。以上でオリエンテーションを終わります。