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ーミナルケアも行おうとする場合、現在のマンパワーでは足りない。
?A 小規模であるがゆえに、大規模ケア以上に1人1人のケアスタッフの意欲と質の維持が求められる。勤務内容や研修方法に対してどのように配慮すべきか。
?B 運営へのチェック機構と情報開示。
?C 利用者と家族への意向再調査とインフォームドコンセント。
?D 既存施設のなかでもこのグループホームケアを利用できないか。
?E 公的介護保険の導入のなかでの位置づけや経営面での不安。
最後にまとめとして、グループホームケアを日本において実施する際の基本理念を、以下に記しておきます。
?@ 日本の高齢者本人が求める在宅、地域、交流に近いものをグループホームケアは提供できる。
?A 入院、入所サービスとほぼ同類(約40万円/月)で、よりQOLの高いケアを提供できる。
?B 専門職がより多いチーム医療(一部大規模処遇が入る)と在宅(福祉)サービス、そして生活を重視したグループホームケア(小規模処遇)の組み合わせで包括ケアが可能になる。
?C 税金と保険を中心に高齢者ケアを考えようとする日本への提案として、
・ 設置基準と施設設備と処遇内容への規制緩和を
・ 資源およびサービスの有効利用を(すべての障害者にすべての住民に)
?D 人生の選択は自身で、高齢者自身(障害者であっても)が選択できる社会を
以上で私の発表を終わらせていただきます。ご静聴ありがとうございました。