考えて、一物全体利用への思考転換も必要です。この場合には、エコクッキング、骨せんべい、あらだき、風呂水の利用(洗濯、庭の水まき)など、昔の暮らしの知恵にもう一度学ぶことも大切になると思われます。
環境問題は、人類全体の問題であるのに、頑張っている人や企業に任せて自分は何もしないでいるというような考えが根強く残ってきています。がんばっている人が報われるためにも、もっといろいろと税の仕組みが考えられるべきです。
行政、市民、企業、第ニセクター等の違うセクターの人々とのパートナーシップをもった活動も必要です。
家庭の廃油を自動車の燃料として再生利用する試みも進んでいます。単に企業だけが努力するだけでなく、地域ぐるみの話し合いが必要です。ぜひ問題を持ち帰って話し合ってほしいと思っています。
土屋:今のお話しからわかることは、構造転換による構造改革が求められているということです。このままの生活を続けていてはたいへんなことになりますから、人類全体の問題として、一人ひとり、各企業がいま考えて行動することが求められています。今日のディスカッションが参考になれば幸いです。
皆さん、長時間ありがとうございました。