グラフは投入額の削減や農業慣行の改善と結びついた産業界のスケール・メリット効果により、エタノールのコストが劇的に下がる可能性のあることを示している。
技術的な見地から、フランスのどの場所でも2.5フラン/リッター(農家の収入を500フラン/ヘクタールと考える)以下のコストで小麦からエタノールを生産することが可能である。しかしながら、この生産ラインはエタノール生産プラントとETBEユニット両方に資金を付ける投資が必要である。さらに、もし欧州の減反地政策が変更されれば、もはや収益を生まなくなるとみられる分野(小麦からのエタノール生産)に投資するリスクを抱えている。