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べきか。

・それぞれの機関が他の機関とうまく作業するにはどのようにしたらよいか。どのような協力、作業計画、政策が政府、ネットワーク、産業界の協力を増加させるか。

・最も関心のある意識の違いはどこにあるか。この意識の違いを埋めるのに、どんなタイプの研究、実証、政策優遇、計画が必要であるか。

これらの観点からの発表があった。

 

4.2.1 セッション1

国家、地域、地方レベルの政府が従来より社会インフラ、車両開発、車両使用者に対し多大の資金援助を行ってきている。このセッションでは、政府の行政当局が各政策に沿って行っている計画や経験について紹介があった。

 

議長:Mr. Urban Karistrom(KFB所長)

・ブラジルの政策、計画

Mr. Luiz Carlos Correa Carvalho(UNICA)

・米国イリノイ州の政策、計画

Mr. Norman Maerk(イリノイ州エネルギー・リサイクル局)

・EUの政策、計画

Mr. Emmanuel Xenakis(XVII、EC)

・米国の政策、計画

Mr. Carmen Difiglio(米国エネルギー省)

・フランスの政策、計画

Mr. Jean-Paul Gaouyer(ADEME)

・スウェーデンバイオ燃料計画

Soren Bucksch(KFB)

 

(1) 発表内容

セッション1ので行われた4カ国のプレゼンテーションを紹介する。

 

ブラジル:

ブラジルの輸送エネルギー消費量の現状は図4-2-1に示す通り。世界で唯一、運輸部門において大規模なバイオ燃料市場を持つ。1930年代から、ガソリンのブレンド材としてエタノールが利用されている。1975年から、エタノールのブレンドが義務化され、さらに80年にはニートエタノールが大量に導入された。今日、ガソリンに対するエタノールの代替率は50%となっている。普及している自動車の燃料別内訳は、E96(エタノール含有率96%)を燃料とする自動車が400万台以上、E22(エタノール含有率が22%)を燃料とする自動車が残りの700万台であり、現在では通常のガソリンは使用されていない。

 

 

 

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