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第4章 バイオ燃料国際会議

 

スウェーデン政府下の研究組織であるKFB(スウェーデン運輸通信研究庁:Swedish Transport & Communications Research Board)主催によるバイオ燃料国際会議に参加した。この会議は、主にバイオ燃料の普及等に携わっているヨーロッパの主要国が参加し、バイオ燃料の普及に関し、国際的な協調を目的としたものである。この会議に関連したものとして、過去にTours(1994)、Saltsjobaden(1995)、Sun City(1996)、Graz(1996)で、ワークショップ等が開催されている。

バイオ燃料は、再生可能なエネルギーであり、その利用は地球温暖化防止の観点で大変重要である。特に欧州では、二酸化炭素削減に積極的であるため、運輸部門における動向を調査するために参加した。

 

4.1 開催内容

(1) 名称

運輸用バイオ燃料の利用に関する国際会議

(2) 開催場所

スウェーデン ストックホルム

(3) 開催期間

平成9年9月29、30日、10月1日

(4) 参加者

参加人数 130名

参加国  22ヶ国、2組織(EC、IEA)

スウェーデン74 フランス7 デンマーク6 ノルウェー4 米国4 オーストリア3 スペイン3 オランダ3 英国3 フィンランド3 ドイツ2 ブラジル2 中国2 ベルギー2 ポルトガル2 コロンビア1 カナダ1 チェコ1 スイス1 ポーランド1 コンゴ1 日本1 EC2 IEA1  注:国名の後の数字は参加人数を示す。

(5) 会議プログラム

分野別に3つのセッションが設けられた。各セッションの区分は以下の通り。

セッション1:政府

セッション2:ネットワーク団体

セッション3:産業界、ユーザー

 

4.2 会議概要

政府、ネットワーク団体、産業界が、運輸用バイオ燃料の市場創出のためのキーとなる機関である。それらの機関の見通しは異なるものの、情報を分かち合い、共同作業を進める必要がある。

この点に関して最も重要なことは、

・それぞれの機関が何を準備すべきかそしてバイオ燃料市場形成のために何を促進す

 

 

 

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