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第11章 総 括

 

この事業は日本財団の補助を受け、平成6年度に調査委員会が発足し早稲田大学の大聖泰弘教授を委員長として、メタノール自動車の普及に関し一般用メタノールと内燃機関用メタノールを区別するための着色剤調査を目的として行ったものである。平成6年度の発足から平成9年度の終了までの調査事業全体概要を図11-1に示した。

この事業は、大きく分けると机上検討における着色剤の選定、選定した着色剤を用いた品質、安全性確認試験、添加プロセス、経済性の検討及びメタノール自動車を用いた排出ガス試験、走行試験、部品調査試験、まとめから成っている。

流れを図11-2に示した。この調査により得られた結果を以降にまとめる。

 

11.1 技術的観点に基づくメタノール燃料に適した着色剤の選定

 

まず、文献調査等より表11-1に示すメタノール着色剤の要求性能を設定し、そのガイドラインに沿ってメタノール着色剤の選定を行うこととした。

 

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