第4章 着色剤の第一次選定
4.1 概 要
(1)選定の手順
市販の染料のうちメタノールに可溶であることを条件として以下の数十種類を選定した。
・水溶性染料 20種類 (溶解度0.11〜30.0%)
・油溶性染料 20種類 (溶解度0.07〜37.0%)
・アルコール可溶性染料 10種類 (溶解度2.00〜50.0%)
・CIによる 〃 12種類 (溶解度 s 〜55.0%)
(注)s:soluble(可溶)
なお、着色剤の詳細については「低公害・代替燃料自動車普及促進調査報告書 平成7年3月 財団法人運輸経済研究センター」の第I編自動車燃料用メタノールの着色方法に関する調査研究中間報告第3章(19ページから29ページ)を参照されたい。
次に「メタノール着色剤の要求性能」に基づき、メタノールへの溶解度、安全性(重金属等を含まない)、市場性等から次項に示す23種類を選定した。(2)第一次選定の区分染料の種類で区分すると、第1次選定の対象とした着色剤は表4-1のとおりである。
(2)第一次選定の区分
染料の種類で区分すると、第一次選定の対象とした着色剤は表4-1のとおりである。