日本財団 図書館


【資料編】1 ヒアリングの要旨

 

この調査では、最新の地域状況や具体的な活動を把握することが重要なので、地域づくりに積極的に関わっておられる行政・企業等の関係者の方々からご意見をお伺いしました。

以下はその要旨をとりまとめたものです。

 

■ヒアリング先:今井信吾(神戸市須磨区市民部 まちづくり推進課 事業推進係長)

片山昌俊(神戸市震災復興本部総括局 復興推進部 調整課主査)

(1997年7月2日(水)AM10:00〜12:00 須磨区役所 会議室にて)

 

【連携】

■ハード整備

●海岸整備の現状

・海水浴客のことも考えて、須磨海水浴場をもっと美しくするための養浜事業を行っている。(詳しいことは港湾局の方で)

・船留り:埋め立てにより、須磨海岸の西側に漁具倉庫等、漁船留りを集約。埋め立ては完了。

・須磨リゾートパーク構想:現在は、民間活力導入が困難な時期にあるため、事業手法も含め、整備内容の再検討が必要な状況である。

●ハード施設として現在整備されているもの

・須磨海釣り公園

・ヨットハーバー

・フェリーターミナル(須磨区外浜町):大磯行きがでている

・シーパル須磨(国民宿舎):1996.7.1.オープン

 

■アクセス・回遊ルート

●整備状況と資源

・山麓リボンの道:つくられた時代の雰囲気を伝えている点在するまちとまちをひとつにつないだ散歩道。各所に案内板を設置。

・須磨駅前・須磨寺前商店街:須磨寺中心に町おこし。お大師さんの日(毎周20、21日)、のみの市(毎月第1日曜日)に露店が参道・境内に出る。商店街で大師もち、敦盛団子を売っている。海と須磨寺をつなぐ散歩道。須磨寺を中心とした周辺の景観をのんびりと味わっていただくためにも散策道があればいいですね。

・離宮道:海岸から須磨離宮公園まで南北につなぐ、松並木の道。海岸の方まで松並木を伸ばしたいが難しい。周辺に高級住宅街の名残があるが、道幅は狭い。

・六甲全山縦走道(登山道):須磨浦公園から高取山を経由して宝塚へ。縦走参加者は結構多い。

●須磨海岸

・2kmの砂浜に散歩道を整備。

・自転車はともかく、バイクは暴走族が多い。特に夏には、非行の温床ともなっており、警察がその対策に追われている。

・明石の方は結構サイクリングロードの整備が進んでいる。明石や垂水とつながれば理想的だが、諸問題が多い。東側には工場があり、つながらない。

・都市公園法ではなく、海岸法しかないのでやりにくい。

 

■産業の現状

●企業・地場産業

・須磨の産業は海苔、イカナゴくらい。

・アミューズメントリゾートパークとして、アミューズメント機能の充実も重要な課題。

●アミューズメント施設

・ヨットハーバー:市の港湾整備局が管理している。葉山マリーナのような気の利いたレストラン

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION