日本財団 図書館


●連携モデル

015-1.gif

 

●関係者にとってのメリット

<市民にとって>

・地域独自の知恵やネットワーク活動の成果を生かす道が見える

・環境整備のしくみを理解する機会となる。

<地方自治体にとって>

・従来の組織と方法では頭打ちだった事業に、新たな展開が図れる

・ソフト・ハード両面の同時進行で、完成後の活発な活用、市民参加が図れる

・今まで連携事業が行われる機会の少なかった国、県、市の間で新たな連携による事業が生まれる

 

●主な背景(対象地域の現状から)

・アクセス・回遊ルート…明石市では海辺のサイクリングロード、浜の散歩道が整備されているものの、必ずしもつながっていない

須磨海岸においてもサイクリングロード、砂浜が続く箇所が見られる海が眺望できる住宅地の山〜海ルートが豊富である

・市民活動・市民参加…ノーリツ主催の明石海峡ウォークが地域に定着しているが、一部の区間で海辺から離れ市街地を通るルートが設定されている。

・地域の魅力・資源・暮らし…人が集まる拠点が点在している

近づける海辺が豊富に残されている

 

◇「トレイル」とは

・トレイルとは、一般に「小道」の意味で、ウォーク、ジョギング、サイクリングなどのできる歩行者や自転車の専用の道をさす。

・先行事例として、「サンフランシスコ・ベイトレイル」があげられる。現在、全長約400マイル(約90km)の計画のうち、2分の1が完成している。この「ベイトレイル」の構成要素は以下の3つである。

・湾を取りまき、どこまでも続くレクリエーションの回廊を創り出す「幹線トレイル」=主要な小道

・主要なトレイルから湾岸線に沿って自然的、歴史的、文化的な点に近づける「支線トレイル」

・環境的に傷つきやすい地域への接近を制限すると同時に、主要なトレイルと内陸のレクリエーションの場所、居住地域、仕事の中心地と結びつける「連結トレイル」

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION