(2)九州における物流の現状
?九州の物流事業の現状
全国と比較した九州の物流事業の特徴を明らかにするため、トラック運送事業者、海運事業者、港湾運送事業者、倉庫業者など九州地方における物流事業者について、その事業者数、事業規模、取扱実績などを整理する。
?国内物流基盤と輸送機関分担の概況
陸海一貫した情報ネットワーク形成について検討する際の基礎資料として、道路網、貨物鉄道、港湾及び空港など国内物流基盤の現状を整理するとともに、九州にかかる国内物流の輸送機関分担状況を概観する。
?国際物流基盤と輸出入の概況
国内と同様に、港湾や空港など国際物流基盤の現状を整理するとともに、九州における輸出入について概観する。
(3)九州における物流情報化の現状
?情報基盤整備の現状
物流情報化を進める際のインフラストラクチャーとして、情報産業の現状、インターネットへのアクセスポイントの設置状況など、九州における情報基盤整備の現状を整理する。
?国内物流分野における情報システムの導入状況
国内物流分野における既存の情報システムとして、システムKITやローカルネットワークシステムなどの九州における導入状況を把握する。
?国際物流分野における情報システムの導入状況
国際物流分野に関わる既存の情報システムとして、Sea-NACCSやPOLINETなどの九州における導入状況を把握する。
(4)九州の荷主企業における情報化の実態と物流ニーズ
?九州の産業構造の特性
まず、九州における物流情報化を取り巻く環境として、人口、県内総生産、輸出入額などを用いて、九州における産業特性の現状を概観する。
?情報化に対応した荷主企業の物流ニーズの高度化
次に、荷主企業の物流情報化に対するニーズを明らかにするため、九州地方に立地する荷主企業(製造業、卸売業など)を対象としてアンケート調査を実施し、物流関連分野を中心とした情報化の現状(受発注業務、決済業務等)と、情報化に対応した物流自体に対するニーズ及び物流事業者に対するニーズの高度化の動向などを把握する。