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[物流業者] 熊本市

 

●業務内容

 

●県内の港湾施設、機能についての評価

・三角港が古くからの良港であること、八代港が飼料・肥料の輸入港であることで、機能的には棲み分けがなされている。コンテナカーゴが主流となりつつある現状から、熊本新港の整備がすすめられることとなった。背後圏をみれば、熊本市にコンテナ港の必要性は理解できる。

 

●県内の港湾利用促進のための条件

・荷主確保が第一条件である。量的にまとまった貨物を出す、あるいは入れる事業所がそろわないと、航路はつくれない。また、輸出、輸入のバランスが必要で、とくに輸出貨物が少ないことが懸念材料である。

 

●県内港湾の利用意向

・船社が寄ることが物流業者としての出番であるが、船社に対してポートチャージの割引程度では魅力に欠けるのではないか。

・ホンコン返還の影響が今のところはっきり現れていないが、1国2体制、1国2通貨制度は安定的に続くとは考えられない。中国大陸の変化が九州経済に与える影響ははかりしれない。それによっては福岡一局集中の現状が大きく変わることもありうる。熊本が大きく浮上することも考えられる。

 

●県内物流業者についての評価

・「九州の中心」や「アジアに近い」ことを宣伝するより荷主のコストカットにつながるポートセールスが必要である。

 

 

 

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