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第3回アジアからのメッセージ

-新アジア構想とその展開-

 

1996年5月30日(本)〜6月1日(上) 大分県別府市、ビーコンプラザ別府湾ロイヤルホテル

 

1980年代に目を見張る経済成長を遂げたアジア地域、中でもアジア新興工業国・地域(NIEs)、東南アジア諸国連合(ASEAN)のいくつかの国は、開発途上国から工業先進国への仲間入りを果たし、ある国は先進国経済へのチャレンジをしています。

しかし、アジア諸国が真の先進国入りを果たすためには、解決しなければならない数多くの問題があることも事実です。生産効率の向上を目指した技術革新型産業の育成、労働者の待遇や社会福祉の改善、政治の民主化などは、アジアの成長維持には欠かせない条件といえるでしょう。さらに、アジアには地域内の経済格差や朝鮮半島の問題、中国・台湾問題など多くの難問があり、アジア諸国間の対話と相互理解の推進が緊急の課題となっています。

96年は多くのアジア諸国にとって独立後半世紀にあたり、21世紀への新たな発展段階に向けた重要な年でもありました。そこで(「第3回アジアからのメッセージ」では、「新アジア構想とその展開」ならびに「新アジア経済協力構想」について、世界の英知を結集して自由な立場で討議いただき、アジアから世界の平和と安定のために有意義なメッセージを発信することを目指しました。

 

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