日本からのメッセージ
-新たな国際協調に向けた秩序の構築を求めて-
1994年11月7日(月)〜9日(水)東京、ホテルオークラ
東西冷戦崩壊という歴史的変革の中で、ソ連の解体がもたらした構造変化は、国家の消滅や統合をはじめ、民族紛争など不安定な要因を次々と発生させています。また、主要国が求心力を弱めている中、市場経済体制が抱える不均衡や不況、さらに人口、雇用、貧困、地球環境というた諸問題の解決も急務となっています.
このかつてないほど厳しい情勢にある国際社会の立て直しには、新たな国際協調に向けた秩序の構築が不可欠です。「日本からのメッセージ」は、国際シンポジウム「アジアからのメッセージ」シリーズの第1回として開催され、世界の潮流を分析して新たな秩序を模索するとともに、とりわけ21世紀に向けたアジアの展開について検討し、さらに、経済協力の視点については、その重要性にかんがみ特別セッションを開催しました。