5.3.4 列車接近状態表示試験
(1)試験方法
(a)単体試験
スイッチボックスより警報制御情報、列車在線情報を出力する。
(b)結合試験
踏切制御装置と接続して、走行シミュレーションを行う。
(2)試験結果
(a)、(b)いずれの場合でも出力情報に応じて、矢印、列車マークが表示された。表示例を図5.3-9に示す。なお、図中のTYPE-A1とTYPE-A2では列車の絵が違うが、これは表示器内部の設定で変えることができる。
5.3.5 列車検知器故障時の制御試験
(1)試験方法
オフラインで軌道故障を「有」とした列車走行データを作成し、走行シミュレーションを行う。列車が警報区間を通過後、統括制御装置より回復出力を行う。
(2)試験結果
踏切制御装置側で統括制御装置からの回復情報が入力されたことが確認できた。
5.3.6 踏切制御異常時の制御試験
(1)試験方法
踏切制御装置側で、保安伝送器からの情報が入力できない形で走行シミュレーションを行う。
(2)試験結果
試作方式でなく現行方式で踏切制御を行うことが確認された。
5.3.7 モニタ諸機能試験
(1)試験方法
統括制御装置の画面で列車の動き、信号現示、踏切制御状態を確認する。
(2)試験結果
踏切制御装置からの情報が画面上に表示されていることが確認できた。
表示画面を図5.3-10に示す。
5.3.8 伝送試験
伝送異常時の試験は5.3.6項と同様であるので、ここでは省略する。
(1)試験方法
(a)踏切制御装置側
踏切制御装置にモニターを接続し、保安伝送器からの入力情報を確認する。
(b)統括制御装置側
統括制御装置のコード表示画面で、保安伝送器からの入力情報を確認する。
(2)試験結果
上記(a)、(b)のいずれもデータが正常に入力されていることが確認できた。