(2) 機能
本装置の機能は次の5つに大別される。
?@ 保安伝送器入力
各踏切制御装置の入力情報(軌道回路)、踏切出力情報(警報)、故障情報を伝送器を介して入力する。
?A 模擬列車発生装置入力
踏切装置が直接入力していないが広域踏切制御に必要な軌道回路情報、列車種別情報を入力する。
?B 保安伝送器出力
上記?@、?Aの入力情報および統括制御論理部で編集した情報を伝送器を介して各踏切制御装置に出力する。
?C モニタ表示
上記?@〜?Bの入出力情報をモニタに表示する。
?D 統括制御論理
入力した軌道回路情報により軌道追跡を行い、遠隔回復扱い時のチェックに使用する。
4.3 踏切制御装置の設計
4.3.1 設計の方針
(1) 本装置は、模擬列車情報発生装置、統括制御装置からの情報をもとに、定時間処理、踏切制御処理を行う機能を有するものとする。
(2) 踏切制御のアルゴリズムを確認することを主目的とし、ハードウェアには汎用パーソナルコンピュータを使用する。また、ソフトウェアは移植性の高い高級言語を使用する。
4.3.2 設計の詳細
(1) 構成
本装置は、下記の?@〜?Bから構成される。
?@伝送器入出力部
?A論理部(汎用パーソナルコンピュータ本体)
?B外部入出力部(汎用I/Oボード)
装置構成を図4.3-1に示す。