4. 試作装置の設計
4.1 試作装置に関する仕様
基本的前提条件にしたがって、仕様書を決定した。仕様書全文は資料2「踏切制御システムの開発」試作･試験･工事仕様書に示すとおりである。
4.2 統括制御装置の設計
4.2.1 設計の方針
(1) 本装置は、模擬列車情報発生装置から、列車検知情報、列車種別情報を入力し、踏切制御装置から伝送器を介して各踏切の警報制御情報、故障情報を入力する。
それらの入力情報を編集して、各踏切の遮断時間を短縮するための情報を伝送器を介して各踏切制御装置に出力できる機能を有するものとする。
(2) 統括制御のアルゴリズムを確認することを主目的とし、ハードウェアには汎用パーソナルコンピュータを使用する。また、ソフトウェアは移植性の高い高級言語を使用する。
4.2.2 設計の詳細
(1) 構成
本装置は、下記の?@〜?Dから構成される。
?@保安伝送器入力部
?A模擬列車発生装置入力部(汎用I/Oボード)
?B保安伝送器出力部
?Cモニタ表示出力部(CRT)
?D統括制御論理部(汎用パーソナルコンピュータ本体)
構成図を図4.2-1に示す。
