1.3.4 試作内容
踏切制御装置、統括制御装置、模擬列車情報発生装置、模擬踏切制御装置で構成する。
?@ 踏切制御装置(列車進行方向指示器を含む)
列車検知情報(軌道回路、踏切制御子など)、列車種別情報、統括制御装置からの情報を入力し、定時間処理、踏切制御処理を行う。また入力した列車検知情報、装置内で処理した警報制御情報、故障情報を統括制御装置に送信する。
?A 統括制御装置
駅からの、列車種別情報などを入力し、踏切制御装置へ送信し、各踏切制御装置から出力された警報制御情報、故障情報を入力し、モニタ表示する。また、列車追跡を行い、踏切制御装置異常時の遠隔回復情報を踏切制御装置へ送信する。
?B 模擬列車情報発生装置
踏切制御装置および統括制御装置に列車情報を出力する。
実際に収集したデータ(実列車)あるいは任意に与えたデータ(模擬列車)を基にして、列車走行イメージを発生させ、走行状態を画面表示する。
また、踏切制御装置から警報制御情報を入力し、踏切の警報状態、警報時間、警報の短縮時間を画面表示する。
?C 模擬踏切制御装置
踏切制御装置からの警報制御情報により、警報機、しゃ断機の動作をシミュレーションする。また、装置内で作成した故障情報、踏切障検情報を踏切制御装置へ送信する。
1.3.5 試験内容
?@通常の列車走行模擬試験(モデル線区のデータを基にした実列車走行シミュレーション)
?A列車走行と警報時間の短縮試験
?B列車接近状態表示試験
?C列車検知器故障時の制御試験
?D踏切制御装置異常時の遠隔制御試験
?Eモニタ諸機能試験
?F伝送試験