そこで、R8/1、R8/*(東陽町、10/21)の事例を取り上げて、乗客誘導による続行列車遅延防止効果を検証する。まず、図2.3.1-2にR8/1とR8/*の駅間走行データ(南砂町〜東陽町)と対応する信号遷移情報を示す。また、R8/1の駅間走行データをもとに、R8/*を13T落下(8:16:46、45km/h)からシミュレーションした結果を図2.3.1-3に示す。この結果から、R8/*は9T外方で34秒間機外停止したと想定される。なお、シミュレーション結果は機外停止後の再加速から東陽町到着(6BT落下)までが実績よりも6秒早い。これは列車運行シミュレータの方が高い加速度で走行するためと考えられる。