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以上に述べた方法で、3駅(西葛西、東陽町、茅場町)、3日間(平成8年10月21日、22日、23日)に対して調査した結果、2.5秒以上の停車時分短縮が可能である列車を表2.1.3-3に示す。

 

026-1.gif

 

この表において、網掛けをした列車は等時隔運転のためには停車時分を短縮できない。また、●はすべての誘導対象人数を移動させることができなかったことをあらわす。この表から、以下のことがわかる。

・乗客誘導により短縮される停車時分は乗客流シミュレータでは3秒〜8秒と見込まれる

このとき、移動する乗客は4人〜10人である

・西葛西では3本の列車で乗客誘導の効果が見込まれるが、誘導できない列車もある

・東陽町でも同程度の乗客誘導の効果はあるが、等時隔運転のためにその効果が消える場合がある

・茅場町では乗客誘導の効果は見込めない

・同一列車へ乗客を誘導できる場合(ケースD)が次列車へ誘導する場合(ケースE)より多い

・次列車へ乗客を誘導しなければならない場合(ケースE)では短縮時分が長くなる

 

 

 

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