ペナン
Penang Island
■インフラ整備状況
◆交通:ペナン国際空港。モータリゼーションの拡大により交通渋滞が慢性化しており、交通体系の整備が急がれている。都市を取り巻くリング道路、湾岸道路の建設等が計画されている。ペナン島とマレー半島を結ぶペナン大橋がある。
◆港湾:マレーシア第2の港ペナン港には、コンテナバースが3つあり、全長497m、水深9mである。港湾の管理は1955年PPC法に基づいて設立されたペナン港湾管理委員会により行われている。
◆下水道:民営化されている。
◆廃棄物管理:自治体の固形廃棄物は、廃棄物処分場で処分される。固形廃棄物の管理はまもなく、全国的に民営化されることになる。
■経済活動
ペナンは自由商業都市である。近年、開発公社による工業団地の開発により、工業が著しく発達した。特に電気・電子産業が増加している。外国資本の投入が多かったが、最近では地元の中堅企業が多く進出している。島の東側に工業団地を建設中である。
ペナンでは、工業分野は充分に確立されており、現在、州は、ハイテク産業に特恵を与えている。安い労働力を求めている投資家は、州境を越えて移転し、近隣のペルリス、ケダおよびペラク州でのより低い生産コストを利用するよう、奨励されている。ペナンに主プラント、他州のいずれかに補助プラントを置いて、両方の最も良いところを得ている会社もある。多国籍企業の存在によりビジネスの機会が創り出されるため、幅広い支援や補助サービスの基盤が根付いている。