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■地理

北緯1°29'東経103°44'。マレイ半島の南岸、ジョホール海峡に面する。ジョホール州の州都で、マレーシアで2番目に大きな都市である。ジョホール南部経済成長地帯にあり、経済、観光、産業の中心として急速に発展している。

 

■気候

高温多湿の熱帯雨林気候である。

 

■歴史

ジョホールバルはアブ.バカル王の父によって1850年代の終わり頃建設された。はじめはタンジュンプテリと呼ばれる漁村であった。1866年アブ.バカル王が王国の首都としてジョホールバルと命名した。イギリス人が1819年にシンガポール島の賃貸許可を求めてきたときに初めて協定を結んだ伝説的な酋長アブドゥル.ラーマンの子孫として、アブ.バカル王はマレイ州を治めた王の中で最も有能な王の一人である。ジョホールの今日の繁栄はアブ.バカル王がイギリスや中国の企業家に彼の王国の農用地に投資させたことに起因している。彼はその正義感だけでなく、商才や政治能力により広く尊敬されていた。また、たびたびマレイの王とイギリス人との仲介役を果たした。

1910年タウンボード、1950年ジョホールバルタウンボード、1977年ジョホールバルミュニシパルカウンシルを経て、1994年ジョホールバルシティカウンシルとなった。現在急速に発展しており、2000年には人口100万人に達すると見られている。

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