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■地理

ホーチミン市は、ベトナムの南部、ドンナイーサイゴン川水系の下流に位置し、メコンデルタに隣接している。この市は、南ベトナムの東西の軸と、この国の南北の軸との重要な交差点である。サイゴン港やタンソンナット国際空港を介して、国際社会と結ばれる。

 

■気候

ホーチミン市は、熱帯モンスーン気候の影響を受けている。乾季は11月から4月の初めまで続き、平均気温は26〜29℃、雨季は4月〜10月で、平均気温27〜28℃であり。また、年間降雨量は、1800mmである。台風、洪水、降霜あるいは酷暑といったものはない。

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■歴史

この市は、1698年、グエン・ロードによって創築され、1836年の記録では人口18000人、面積僅か750haであった。しかしながら現在では、その数はそれぞれ500万人、2000k?u以上である。300年の間に、ホーチミン市は、様々に名を変えたが、その中で良く知られた名前は、(1975年以前は)サイゴンであったし、(1975年以降は)ホーチミン市である。

この市は、この目の発展において、常に重要な役割を演じてきており、市の歴史は、国の歴史の一部とみなされる。この市は、ベトナムの経済、科学、文化の中心である。人口及び工業生産並びに貿易の点で、最大の市であり、ベトナムのGDPの30%を占めている。過去6年間は、年14%のペースの経済成長率が記録されている。

 

 

 

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