■環境保全に係る法制度
現行憲法(1982年採択)には、国家が、生活環境および生態環境を保護し改善する規定がある。
■持続可能な開発に関する経験
煙台市は地理的条件から水資源に恵まれず、年間降水量も北九州市の1/2程度と少ない。そのため、水資源の保護が重要な課題となっている。
1980年代初期の渇水の際、沿岸地域の地下水を過剰に汲み上げたため、海水が地下に浸透し、地下水の塩濃度が上昇して使用できなくなった。しかし、強力な取水制限を実施してきた結果、最近ようやく地下水の塩分濃度が低下し、回復してきた。
1980年代後半には、国による水資源の調査が2年間実施された。その結果、陸域に淡水資源保護区域を等級別に設定し、厳しい管理を実施した。
保護区域には工場の新設を規制し、既存の工場についても廃止もしくは移転を指導した。水源近くの保護区域には、汚水発生工場として多数の小規模製紙工場があったが、その大部分は閉鎖し、水源に遠い大手の4工場のみの操業となった。
連絡先
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