■地理
朝鮮半島の東南端に位置し、太花江の下流、蔚山湾に面している。蔚山湾には、斎山港、温山港、ボロジン港があり、早くから東アジア諸国との交流の玄関口となってきた。
■気候
温暖な気候に恵まれている。年平均気温13.7℃、最高気温37.2℃、最低気温-8℃、年間降雨量は900〜1,500Hmである。
■歴史
蔚山には早くから青銅器と鉄器文明が繁栄した。新羅の二国統一と文化形成の原動力となり、高麗時代にはハンソンと呼ばれ、蔚州と代わり、李氏朝鮮時代に蔚山郡に改称、この名前が現在に至っている。1962年1月27日蔚山特定工業地区として指定され、同年6月1日蔚山市に昇格した。当時85.1千人であった人口は工業の発展とともに爆発的に増加し、1972年には25.2%の増加をみた。現在でも5%の増加率を維持している。
1995年1月1日には統合蔚山市が発足、1997年7月15日蔚山広域市に昇格した。