仁川
Inchon
■その他国際交流事業
東アジア(環黄海)都市会議の構成都市である。
■環境の現状と課題
◆水質
1996年の沿岸の水質は、COD1.6mg/l、T-NO.756mg/lであった。
工場排水の監視を強化するとともに、汚染源調査も進められている。
◆大気
急激な発展に伴い、自動車排ガスや悪臭が社会問題となっている。市内10ヶ所に大気汚染測定局を設置し、テレメーターシステムにより常時監視を行っている。
◆廃棄物
一般廃棄物は2,059トン/日を処理している。
焼却、再資源化、リサイクルの促進、不法投棄監視の強化等を押し進めている。
■環境保全に係る制度
1977年、それまでの「公害防止法」に代わって、「環境保全法」が制定され、環境基準の設定、環境影響評価制度の導入、特別対策地域の指定、事業者の汚染防止費用負担などが採用された。
さらに1990年には「環境基本法」に代わる「環境政策基本法」の他、環境汚染被害紛争調整法、大気環境保全法、騒音・振動規制法、水質環境保全法、有害化学物質管理法が制定され、1991年には、汚水・糞尿など畜産廃水の処罰に関する特別措置法が制定、海洋汚染防止法が全文改正され、環境・公害に関する法制が整えられている。