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スラバヤ

Surabaya

 

■持続可能な開発に関する経験

 

カンポン改善事業(KIP):行政・市民・スラバヤ工科大学が一体となって行った住環境改善のための住民参加型事業」世界銀行の融資により、スラバヤ工科大学のヨハン.シラス氏の指導の元に行われた。単に住宅を新しくするだけでなく、従来の伝統的生活様式を保ちながら、水道、トイレ、住民登録、職、教育なども併せて提供し、総合的環境改善を達成した。KIPは基本的にカンポンの居住環境の改善を目的とするが、それを契機に住民が独自に住宅改良を行ったり、通路の花壇づくりや植樹を始めるなど、多様な副次的効果を生み出している。

スラバヤ市の環境改善の取り組みに対して1990年国連環境計画から「グローバル500」を、また、1992年ブラジルで開催された国連環境開発会議において「国連自治体表彰」を受賞した。インドネシア大統領から表彰される「アディプラ表彰」を1988年以来毎年受賞しており、1992年、1993年および1995年はゴールデンアディプラ賞を受賞している。

 

1995年から1996年にかけて住民参加による百万本植樹を行った。1997年〜1998年にかけて、さらに百方本の植樹を行う予定である。12000人のイエローブリガード(市、コミュニティーが雇用した清掃従業者)が、市内の清掃やゴミの収集(中継地点まで)などを行っている。

 

■今後の方向性

 

スラバヤマスタープランは次のことを目指している。すなわち、市民の生活をより豊かに、市民の特性に応じた都市開発、地域および国家開発によりスラバヤ市が経済成長の中心的役割を維持し続けることである。

 

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連絡先

Reserach and Devlopment Department

Surabaya Development Planning Board

(BAPPEDA)

JL. Pacar no. 8-10, Surabaya, East Jawa

Republic of Indonesia

Phone: +62-31-546-9686

Fax: +62-31-546-9686

 

 

 

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