職後の基本生活を保障していく。養老保険基金は納金の一部を定年退職者の養老金(年金)として給付した後、残った部分を貯蓄して積み立てる。1996年末で、全市市区部の養老保険のカバー率は95%に達し、その内訳は、427万人の在職社員と186万人定年退職者、離休幹部である。
1996年1月に、上海市政府が第41次常務会議で、『上海市農村部社会養老保険方法』を通過させ、同年2月1日に実施することになった。この保険は、本来上海市の一部の郷(村を管理する鎮を含む)で実行している60歳以上の高齢者に養老補助金を給付する方法を改め、18歳以上から高齢者までの労働収入のある人からの納金(前年度の毎月平均収入の5%を納金する)を中心とし、旧来の集団補助と相互救済に替り、政府が政策の面で協力するという形に変えた。企業は税金のかかる給料総額の15%を納金するが、税金がかかる前に、その一部を個人養老口座に振り込む。一部は郷で統合的運用する。農村養老保険基金は当初は県、郷2レベルで一定の割合で別々に管理し、次第に県に集約し、統一管理に到達するという過程で実行する。1996年末まで、全市農本寸部社会養老保険に加入する人は、全市の加入すべき人の81%を占め、農村労働者は120万人が加入した。数年前に保険に加入した高齢者約14万人が現在毎月農村養老金(年金)をもらっている。
その他は、上海市は1996年5月1日から、市区部の企業社員医療保険改革が行われ、どの企業も社員の税金がかかる給料の4.5%で入院医療保険費を納め、病院のランクによって従業員は契約医療機構で、治療を受け、医療費用はその基準(三級病院は2,500元、二級病院は2,000元、一級病院は1,500元)を超えなければ、現役従業員は8%以内で負担する。定年退職者は4%以内で負担する。若し基準以上を超えた場合、超えた部分の85%は医療保険基金から支払い、残りの15%のうち、現役従業員の場合、企業が、50%以上を負担し、定年退職者の場合は、企業が75%以上を負担する。1996年末まで、全市市区部企業社員の入院医療保険のカバー率はすでに96.5%になっている。
(5) 全力で社区高齢者サービスを発展し、高齢者施設の建設を加速して
大多数の高齢者が家で老後を安心して楽しく過ごせるために、1992年に、市側は「高齢者サービスを展開する」ことを、国民のために、実